子供が小学生になったら独立した子供部屋を!そう考えている方は多いと思います。
ですが、家の中における子供部屋の位置づけはとても大切。間取り次第で子どもの能力を伸ばすこともできますよ。
今回は子どもの力を伸ばす子供部屋の間取りについて考えてみました。
生活の中で勉強しよう
小学生のうちは、家族との会話やコミュニケーション全てが学習です。
勉強でわからないことを親や兄姉に教えてもらったり、会話の中で新たにボキャブラリーを増やしていくなど、家族のコミュニケーション無くして賢い子どもは育ちません。
ですので、小学生のうちは単独の子供部屋を設けた間取りにするより、家族に囲まれたリビングで勉強することをおすすめします。
最近は、リビングの隣に子供部屋のようなスペースを設ける間取りが増えています。
子どもが小さいうちはリビングの一部として使い、受験勉強が始まるころに仕切りを付けた子供部屋にするなど、フレキシブルな間取りが出来るものもありますよ。
快適な子供部屋では勉強しない?
TVにゲーム、パソコンにエアコンと、何でも揃っている子供部屋。
欲しがるままにモノを与えると、子供部屋の中に何でも揃っている場合がありますよね。
ドアで区切られた間取りの中に魅力的なモノがあることは、小学生以下の自制心の弱い子供にとって注意が必要です。
あまりに快適すぎると子どもは自分の部屋に長居してしまい、なかなかリビングに出てこなくなりますよ。
なお、ドアを閉めて子供部屋にこもっているうちで、勉強に費やしている時間はほんの1割程度しかないという統計もあります。
あとの9割はゲームやネットで遊んでいるそうで、部屋があることが学力を下げる要因になっているのです。
子供部屋の間取りが原因で勉強しなくなることもあり得ますので、子供部屋はなるべくオープンな間取りにし、必要最低限の設備のみ置くようにしておきましょう。
ネットやゲームなど中毒性のある娯楽は、家族の目が届くリビングなどで注意深く与えるようにしてくださいね。
子どもの能力を伸ばすには、独立した子供部屋より家族の輪の中で過ごす間取りをおすすめします。
ネットやゲームなど中毒性のあるものは、家族の目が届く範囲で与えるようにし、部屋にこもることのないように注意しておきましょう。