早期教育が当たり前になっている昨今、幼稚園にいる間にひらがなの読み書きができるようになっている子も少なくはありません。
でも、それほど急いで覚えさせる必要はあるのでしょうか?
今回は幼稚園期のひらがなの読み書きの必要性について考えてみました。
間違えて覚えるなら逆効果
幼稚園期にひらがなの読み書きを覚えようとすると、書き順や字形がめちゃくちゃになってしまいがち。
一度間違えて覚えてしまった字は、正しく覚えなおすのに時間がかかってしまいます。
それならもう少し待ってから、きちんと覚えたほうが効率がいいですよね。
幼稚園期にひらがなの読み書きを教えるのなら、自己流では書くことはさせずに、書ける文字だけを正しく覚えさせるようにしましょう。
小学生から覚え始めても
幼稚園期にひらがなの読み書きを全く覚えてこなかった子は、小学生になって初めてひらがなを学ぶことになります。
初めて文字に触れる子は、新しく文字を学ぶことが楽しいので集中して学ぶことができますよ。
また小学生は、幼稚園期と違い手指も発達していますので、思うように鉛筆を動かせるようになっています。
幼稚園でひらがなの読み書きが出来ていた子より、きれいな字を書けるようになるという調査もあるほどですので、心配する必要はなさそうですね。
とはいえ実際は…?
とはいえ小学校に入学すると、自分の名前が読み書きできなくては生活に支障を生じることもあります。
自分の机、持ち物、ロッカーなどに書いてある名前が読めないと、どれが自分のものかわからないことも…
幼稚園期に全ての文字を会得する必要はありませんが、自分の名前に使われているひらがなの読み書き程度は出来るようになっておきたいですね。
幼稚園の時期には、積極的にひらがなの読み書きを教え込む必要はありません。
ですが、文字に興味を持っているなら、教えていってもいいかもしれませんね。
自分の名前に含まれる字や、正確に書ける字を選んで無理のない程度に教えていきましょう。